パレード衣装へのこだわりは、自閉症スペクトラム障害だからこそ。。。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
二人の女の子の子育てに奮闘中&ENJOY中の❝みかん❞です@^^@
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うちの娘たちの小学校では、
毎年秋に地元のお祭りのパレードに音楽部の子供たちが金管バンドで参加します。
この写真は、長女こみかんが6年生の時のパレードの様子です(*^^*)
小学校の部活は4年生の3学期から始まり、
5年、6年でパレードに参加します。
こみかんが5年生だった時、こりんごは1年生でした。
こりんごは、初めて見た5,6年生のパレードに憧れ、
1年生、2年生、3年生、4年生…と、ずっと、
「〇〇(自分の名前)も5年生になったらパレードするのかなぁ?」と、
かなり照れた顔で言い続けていました。
4年生になっても言い続けていたのは、やっぱり発達障害による幼さが影響しているかもしれませんが、親の私にとってはとても可愛く、また楽しみでもありました。
「そうだよ~(*^^*)音楽部に入れば、〇〇ちゃんもパレードに参加するんだよ~(*^^*)」
そう、いつも返事をしていました。
そして昨年、こりんごは5年生になりました。
こみかんが中学でトロンボーンをやっていたため、
こりんごはトロンボーンを選びました。
部活、頑張りました。
不登校でも、部活の時間だけは行って練習しました。
発達障害があるので、リズムがとれなかったり音符が読めなかったり、
休みの日にお姉ちゃんが教えてくれても素直に聞けずに暴れたり…
正直、他の子のようにはすんなり上手になりませんでした。
でも、トロンボーンが大好きで、頑張りました。
パレードに参加するのも楽しみで、本当に頑張っていました。
パレードは、参加すること自体ももちろん楽しみでしたが、
衣装が可愛くてかっこよくて、ものすごく憧れていたようでした。
特に肩からかける金の飾りは、こりんごにとって憧れて憧れて止まないもので、
ウェディングドレスのティアラやブーケのように特別なものでした。
お菓子の包み紙に付いていた金色の紐をリカちゃんに付けて、
「パレードみたい?」と嬉しそうに私に見せたこともありました。
吹奏楽の街角コンサートなどを観に行った時に高校生や警察の音楽隊が金の肩飾りのついた衣装を着ていると、「〇〇小(娘たちの学校)みたい!」と言って喜んでいました。
そして、昨年秋。
いよいよ、こりんごがパレードに参加する時がやってきました。
こりんごはウキウキ、ワクワク、本当に楽しみなようで、
毎日毎日音楽部の練習の事やパレードの事を話してくれました。
しかし、昨年のパレードでは、金の肩飾りは付けない、ということに決まったのです。
こりんごが先生に「つけたい」と言っても、
先生は「付けなくてもいいでしょ~。邪魔だし。」とのお返事。
こりんごは何度か先生にお願いしたらしいのですが、
結局肩飾りは無しでパレードが行われました。
当日、こりんごはとても楽しそうにパレードに参加しました。
でも、その前は、泣いた日が何日もありました。
「金の飾り、付けたい(T_T)」と言って、何度も泣きました。
そして今年。
また肩飾りは、当たり前のように付けない、と決まりました。
こりんごは、また泣きました。
「今年最後なのに」と言って泣きました。
「〇〇が、『付けた方がかっこいいから付けたい』って言っても、先生が、『付けなくていいでしょ~。汚れてるかもしれないし。』って言う(T_T)」 と言って泣きました。
私は、たまらなくなって支援学級の先生にお手紙を書きました。
こりんごの気持ちをしっかり分かっていただきたくて、
3枚の便せんを使ってお手紙を書きました。
しかし、結局、肩飾りは付けない、ということに決定しました。
子供たちを急遽集めて、目をつぶらせ、
『付けたい子』と『付けなくてもいい子』で手を挙げさせたのだそうです。
結局、『付けなくてもいい子』が2、『付けたい子』が1。
2対1だったので、付けない事にしたのだそうです。
一見、子供の意見を聞いて平等に見えます。
でも、なんだか納得いきませんでした。
じゃあ、ベレー帽は?
ベレー帽だって、もし去年、先生が「被らなくてもいいでしょ~。邪魔だし。」
と言っていたら、子供たちのベレー帽に対する気持ちも、肩飾りと同じようになったのではないでしょうか。
こりんごは、そんなに無茶なことをお願いしていたでしょうか。
新しいことを無理に「やりたい」と言っていたのではありません。
一昨年まで…、こりんごが4年生の時のパレードまで付けていた肩飾りを、
また付けるようにしてほしい、とお願いしていただけです。
ベレー帽と、白のプリーツスカートと、紺のジャケットと、
紺のハイソックスと、白シャツ。そして金の肩飾り。
それが、娘たちの小学校のパレードの正装だったから、
こりんごも、その正装でパレードに参加したかったんです。
肩飾りを付けられない理由があるのなら仕方ありません。
でも、子供たちに目をつぶらせて、付けたいか、どちらでもいいか聞くということは、
肩飾りを付けられない理由は特にない、ということです。
肩飾りが傷みかけている、ということも聞きましたが、
それは、こみかんが5,6年生だった時もそうでした。
紐が切れてしまっていたり、中の白い部分が見えてしまっていたり。
それでも、こみかんたちは、意気揚々と肩飾りを付けていました。
こみかんは「はじめて肩飾りを付けた時、プロみたいっ!って思ってめっちゃ嬉しかった!」と言っています。
とにもかくにも、結局今年も肩飾りは付けないことになり、
こりんごは昨夜も大泣きして宿題もできませんでした。
今朝も泣いて、布団から出てきませんでした。
発達障害がなければ…
他の子なら…
こりんごほどのこだわりは無く、
「付けたいな~」と思っていても、
学校の決定、先生の決定に素直にすんなり従うでしょう。
しかし、こりんごは、やっぱりこだわりが強いです。
ものすごく強いです。
「先生が〇〇小の伝統を壊した」と言って泣き、
「今年、最後なのに。6年生なのに。」と言って、また泣きました。
もう、ここまでしっかり決定してしまったら、
素直に従って、パレードに参加するしかありません。
私も娘に、
「去年も肩飾り無かったけど、〇〇ちゃんはめっちゃ可愛くてかっこよかったよ!
だから今年も、きっと素敵だよ(*^^*)
〇〇ちゃんの気持ちは、痛いほどわかる。すごく分かる。
でも、肩飾りが無くっても、素敵だったよ!
今年も、〇〇ちゃんが頑張ってパレードするなら、ママもお姉ちゃんと一緒にカメラ持って〇〇ちゃんの追っかけをするよ@^^@
んで、で~~~っかい声で『〇〇ちゃぁぁぁ~~~んっ(≧◇≦)』って呼ぶ♪」
と、こりんごに言いました。
こりんごは、泣きながら笑って、
「やめて(;''∀'')」と言いました(^m^)
その後も、11時に学校へ行くまで、何度も
「肩飾り付けないなら、パレードなんか出るもんか。」と言っていました。
しかし、家を出る直前、突然笑顔で、
「やっぱパレード出る。
だって、パレードに出れば、刺繍糸も書き取り帳も買えるもん♪」
と(^^;
パレードする場所が商店街なのでそういう結論に達したのでしょうが、
パレードに出なくても刺繍糸や書き取り帳は買えます(^▽^;)
なんかやっぱり、こりんご、面白い(^w^)
こんな会話をしても、今日帰ってきたら、また肩飾りの事で泣くと思います。
本当に、本当に、こだわりが強いです。
発達障害は『障害』であり、こだわりの強さも特徴の一つですが、
でも、このこだわりの強さがあるからこそ、
将来がとても楽しみに思えるのです(*^^*)
このこだわりの強さが、こりんごを強くしてくれて、
そして、こりんごの夢を強く守ってくれるように思えます。(*^^*)
こりんご、ファイトじゃ~っp(^▽^)q
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